2007年 1月
毎年年末に、京都・清水寺の貫主が、其の年を漢字一文字で表すのが恒例となっています。
去年は“命”でした。
それに習って今年一年の運勢をテレビ局のスタジオで占った時に、
同じように、今年一年を漢字一文字で表すならばと観てみました。
すると“闘う”という文字が出てきました。
コレは人と争う・相手をやっつけると言う意味ではなく、昔から言われるように
“闘うべき敵、其は他人にあらず、汝自身の中に在り”ということです。
そう言われてみると、今年あなたは自分の中の何と闘いますか?
すぐに投げ出してしまう飽き性の心、心配や不安が先に立って踏み出せない優柔不断な心、
どうせアカンわと初めから投げてしまうアカンたれで屁たれな心、
変にプライドばかりが高い傲慢な心、人の所為にする責任転換の心、人を憎む嫌悪の心、
人を羨む嫉妬の心、しんどいことはしたくない怠惰の心、自分だけが得をしたい欲張りの心、等々、
数え上げれば、人が自分で自分と闘わねばならない心の敵は、きりがない程です。
ざっと考えただけでも、是だけ出てくるのですからびっくりします。
あなたはこの中に思い当たる心の敵はありましたか?
もしこれだと思うのならば、今年は一人一人各々が、ソレと闘ってください。
初めから完璧には無理かもしれませんが、常に頭と心の中にソレがあるだけで、
一年が終わる頃には必ず進歩と変化が見られるはずです。
ソレが今年一年頑張った自分の成長となるのです。
楽しみに、途中で切らさずに続けてみましょう。