2025年2月
誰であっても、“人には歴史あり”と言われますが、私も珈琲喫茶店、
今で言うところのカフェを始めて、大学時代のバイトも含めれば、
約50年半世紀になります。
占いも又、タロットに出会ったのが19歳の時でしたから、同じく50年です。
“半世紀て、お前一体幾つやねん?”て言われそうですが、今年で古稀70歳です。
古稀!って自分でもビックリです。
処が、若い時からずっとこんなニュートラル・ナチュラル・フラット・クリアーな
感じですから、昔から知ってる人にも、“三寺くんは、ちっとも変わらへんな”
と言われる始末。
変わらへんのがエエのか悪いのか分かりませんが、
それをそのままで居らせてくれたのが、私の細君です。
(決して細ないけどね。ガンダムなんて言ってましたから。誰がガンダムやねん!)
お陰でのびのびと大きく(185cm)育ちました。ジジイのクセにね
(背えは関係ないやろ!)。この最愛のママさんには感謝しかありません。
24歳の時に無謀にも勝手に大きい会社を辞めて、“Cafe de Male”という
ヘンゼルとグレーテルのお菓子の家みたいな小さな喫茶室を始めて、
32歳で今の形の店になり、38年。子も大人になり、親も見送り、
皆に助けてもらいながら、二人でようやって来たと思います。
その中で、私が生前可愛がってもらった檀家寺の往主さんがいらっしゃって、
亡くなる前に“喫茶去”と筆で書いた色紙をくれました。
“僕が喫茶店をしているからですか?”と尋ねると、
“まあそれもあるが、これは禅の言葉でな、まあお茶でも一杯飲んでいきませんかと、
誰にでも貴賤の区別なく、真心で接しなされという大切さを説いた言葉や”
と言われました。
以来、ずっとその教えを胸に沢山の人と繋がって来ました。
勿論、お茶でも一杯というのは、ものの例えですが、
今もしっかりと心に残っています。
お茶を飲みに来てください はい こんにちわ
色々お世話になりました はい さようなら
あげたり もらったり してあげたり してもらったり
ありがとう いえいえ 会って 別れて 一期一会
それが 喫茶去