2008年 7月
今回は、公共道徳(パブリックモラル)とその対処についてのお話です。
先日、神戸に行った時に、バーゲンで混み合う百貨店のエレベーターを待っていました。
上へ上がってから又、下りて来るまで長いですから、皆列を作って順番に並んでいます。
私も並んで居ましたが、皆が思う事は同じで、
“自分が最後に乗ってブザーが鳴ったら嫌やな、こんだけ長いこと待ってるのに”って感じでした。
やっと開いたエレベーターに乗ろうとすると、一番後から来た中年の夫婦が並びもせずに、
さも当たり前が如くすっと横から一番に入ろうとしました。
エレベーターガールも注意しなかった事もあるのですが、別に義憤に駆られたり、
正義感を振りかざそうとした訳でもなく、本当に自然に
“皆さん並んでらっしゃるんですから順番ですよ”と口から出ていました。
其れが気に入らなかったんでしょう、
人を睨みつけて嫌味たらしい捨て台詞を下りるまで繰り返し々言っていました。
何も正義の味方をしたつもりはありませんが、多分正しい事をしたと思うのに、
とても後味の悪い想いをしました。
さて、どうなんでしょうね。
この頃はモンスター○○とやらが横行して、皆己の欲と主張ばかりの様な気がします。
そして回りの人も関わり合いに成りたくないとばかりに一切触れない。
“仮令想っても言わんでエエのに”という声もあります。
あなたはどうですか?もしあなたならどうしますか?
何もしなければ、其れこそ何も無かった様に流れて行くのでしょうが、
其れでは余りにも寂しいですよね。
私は自分のした事を後悔してはいませんが、
世の中には其れこそ逆恨み・逆ギレから来る事件というのもありますもんね。
ちょっと考えてしまいました。
勿論皆さんがそんなコトに遭遇する事無く、
又、事の道理の通る安心できる世の中であって欲しいと願いますが・・・。