2008年11月
もう今は、TVに出てはいませんが、細木数子さんの六星占術の中の“大殺界”というのがあり、
それを酷く気にして、
“その間は何にもしたらアカン、その間にする事は全て不幸になる、地獄に落ちる”と、
その“陰影~停止~減退の三年間”が、まるで呪いの様に思い込んで、振り回されている人が大勢います。
私もその昔、六星占術についてはしっかりと勉強し、その意味は十分解っています。
昔から何でも“12”というのは物事の基準になっており、
一年は12ヶ月・時計も12・干支も12と分かれており、1ダースも12です。
12進法というのもありましたよね?全て意味の在る事です。
六星占術も12に分かれている様に、何も大殺界の三年間だけで出来上がっている訳ではありません。
“種子~緑生~立花”“達成”“再会~財成~安定”これらの運気の流れの良い時に、
如何にしっかりと過ごし、その知恵と力を蓄えているかに掛かってくるのです。
それが出来ていれば、“大殺界”とてそんなに怖いものでは無いのです。
解りやすく言えば、厄年と同じ様なモノで“前厄~本厄~後厄”とありますよね?
例えば、その三年間の大きな河を向こう岸まで泳ぎ渡ると考えましょう。
その際に、シャツを着て、セーターを着て、ジャケットを着て、ましてオーバーコートまで着て、
飛び込めば、水を含んでしまって重くなり、とてもじゃないが向こう岸まで
泳ぎ渡る事など出来ないのは明白です。
“大殺界”が来るのは解って居る事ですから、その大殺界という河へ飛び込む前に、
全ての服を脱ぎ捨てて、裸になって飛び込めば、誰でも水に浮く力は平等に与えられていますから、
力を抜いてふわっと浮けば、必ず向こう岸まで泳ぎ渡れるのです。
その際の服の一枚々に当たるのが、考えてもどうしようもない悩みであったり、拘りであったり、
恨みや憎しみや嫌悪等の心の毒であったりするのです。
いっそ潔くそれらを全て脱ぎ去る事が出来れば“大殺界”も“厄年”も恐るるに足らずなんですよ。
そう々忘れて居ましたが、自分の健康管理にせよ、その他の事にせよ、只捨て去るだけではなく、
“シナケレバナラナイコト”をしっかりと各々の責任において、片付けておく事は言うまでもありません。
それが実行出来れば、もう過去に済んだ大殺界の事は気にする必要も無いでしょう。
人は誰しも倖せになる事、言い換えれば今よりも少しでも良くなる事を望みますが、
その為には整理整頓して、如何に要らないモノを
“切る・捨てる・離す・放かす・脱ぐ”事が重要であるかが解るでしょう?
“身が軽くなる・心が軽くなる・負担が無くなる・ストレスが消える”
生きて行く上で是ほど“ラクナコト”はないんですよ。
思い当たったらやってみましょう。