2012年 1月
仮令、どんな事があろうと、変わる事無く新しい年はやって来ます。時は廻って行きます。
思い返せば、1999年のノストラダムスの大予言騒動、地球の終わりだと大騒ぎをし、
次のミレニアムにはコンピューターの2000年問題に振り回されもしました。
そして去年の未曾有の天変地異。
何時も問題が起こる度に、まるでこの世の終わりみたいになりますが、
人は生きているし、日本も世界も存続しています。
“何とかなるさ”と言ってしまえば何だか余りにもお気楽ご都合主義の様に思いますが、
現に何とかなって来たんです。
言い換えれば、只、人の所為にして手を拱いているのではなく、
一人一人が自分で何とかして来たんです。
誰がどうあろうと現状がどう変わろうと自分の人生をデザインしていくのは
厭くまで自分自身でしかないのですから。
十二支も毎年変わって行きますが、今年は辰年。 昇龍の譬えが在る様に、
どんな状況の中でも昇って行こう・より良くなって行こうとするならば、
まず此の“断つ”が要ります。
如何に要らないものを“切る・捨てる・放かす・離す・脱ぐ”が出来るか其処から始まります。
“でもでも”と言いながら惰性と勇気の無さで織り続けて来た布を“裁つ”のです。
其れが出来れば、もうほとんど自分の足で“立つ”は完了。
次に、綺麗にニュートラルになった自分が“建つ”べきものはなんなのか、
しっかりと計画を見極めなさい。
計画というのは、貴方が望むこれからの旅の羅針盤の様なものですから、
望んだ場所まで“達っ”する様に出“発つ”(たびだつ)のです。
勿論すぐには望んだ形にはならないでしょう。
其の為の時間は“経つ”でしょう。
でもそうやって人は何度も何度も倒れる度に立ち上がって来たのです。
中島みゆきの“時代”の歌詞にもあります、
“今日は倒れた旅人達も生まれ変わって歩き出すよ”という様に。
今日も又生きて新しい年を迎えられた事に感謝しながら。