2013年 7月
今回は、皆一人一人が“自分とは一体何ぞや?”という事を感情を交えず、
冷静に第三者の目で考えてみましょう。
何ぞやの問いに対して自分が立っている複数のポジションは横に置いて、
あなたという人間性についてです。
勿論人には其々長所・短所がありますが、ダメな処を気を付けて直していけば、
当然平らかになって其れもまた長所に変わって行く訳ですから。
アカン警察ではないですが、自分のアカン処を自己弁護せずに受け入れる事が大事です。
ちょっと今から列記してみましょう。
・心配や不安が先に立ってちっとも踏み出せない優柔不断な心
・どうせアカンわと始めから投げてしまうアカンたれでへたれな心
・変にプライドだけばかり高い傲慢な心
・自分の先入観や価値観だけで決め付けてしまう偏見の心
・してくれて当たり前、してもらって当然という依存の心
・何でも人の所為にする責任転嫁の心
・でもでもと言い訳ばかりする狡い逃げの心
・自分を正当化する為に話を盛ったり、嘘を付く心
・人を嫌って寄せ付けない嫌悪の心
・人を憎んで赦さないと恨む怨嗟の心
・人と比べて羨む嫉妬の心・しんどい事はしたくない怠惰の心
・自分だけが得をしたい損得の欲張りな心
・悪意を持って悪口を言ったり人を傷つける意地悪の心
・弱い者には偉そうに強い者には媚びる諂いの心
・そして最後に自分を幸せだと思えない自己否定の心。
ざっと15項目ばかり挙げましたが、誰だって身贔屓せずに考えてみれば、
当て嵌まる事のひとつやふたつある筈です。
昔こんな事を言った子がいました。“私の悪い処があったら言うて、直すから。
その代わりエエ処があったら言うて、伸ばすから”と。とても素直な心根ですよね。
先にも言いましたが何も短所が在るからダメだと言っているのではありません。
其れが解れば受け入れが出来て、そうならない様にすればいいだけの話です。
良い処も自分が理解して伸ばして磨いて行きましょうね。
“ああそんなとこ在るわな、確かに”と素直に受け入れて心身の力を抜いてみなさい。
キーッと張った自我の糸を緩めてみなさい。
そうする事は決して弛みではなくゆとりなんですよ。
“自分とは一体何ぞや?”少しは見えて来ましたか?