2013年 3月
歳を重ねて行けば幾つであっても、其の年齢也の美しさというのは在るものです。
其れは人としての品格の美とも言い換えられます。
しかし兎角日本人は若く在りたい・見られたいという願望がとても強い様です。
まあ其れを良いか悪いかは別にして、
実は加齢現象の最大の要因は、精神的ストレスの蓄積だそうです。
是も又日本人の特性ですが、“転ばぬ先の杖”といって、まだ起きてもいない先の事を
憂いたり、過度に心配をしてしまう癖が在ります。
結局是が高じると、当然ストレスに繋がります。
勿論、今実際起きている自分にとって好ましくない状況も其の原因にはなりますが。
其れを回避する為には、何事に対しても直ぐに其の対処法や考え方・見方を、
思いつく必要が在ります、“だから良かった”“こうすればいいねん”と。
其のやり方が身についていれば、通常の人より多く悩むという事もなくなり、
其の分精神に無駄な負荷が掛からない、だからいつまでも若々しく居られるという訳です。
もう出来ている人はそれでいいのですが、そうじゃない人は
テーマとして“Live for today”を掲げてみましょう。
一番大事なのは今日、今なんだよ、貴方は今日をしっかりと生きましたか?という事なんです。
お釈迦様の言葉で、“過去を追うな 未来を願うな 過去はすでに捨てられた
未来はまだやって来ない 只、今日成すべき事を熱心に成せ 誰か明日の死のある事を知らん”
というのがあります。
仮令、明日の事を考えていなくても懸命に日々を生きてさえいれば、其の内何かが見えてくる。
人・意思・モノ・時間、何処かで何かが必ず繋がって来る。
是は最近読んだ本に書かれてあった話ですが、私が繰り返し言う処の
“拘らず 捕らわれず 固執せず 恩だけ胸に前を向け 我大和の桜なり”
正しく是と同じですよね。
幾ら嘆いても与えられた情況や、許された条件が変わらないのならば、
自分が~である事を楽しんでいるか?~がないから出来ないとか、~があるから無理とかで
蓋をしてしまっていないか。
自分の人生をデザインするのは結局自分なんですよ。
何が正しいかなんて在りません。
全て他と比べる相対的なものでしかないのです。
大事なのは“こういうのが好き、是がしたい、
こういう生き方がしたい”という気持ちの方向性(ベクトル)です。
そしてソレを現実とどう折り合いをつけて行くかという事でしょう。
ちゃんと自分の手で“倖せのスイッチ”を押せるようになりなさいよ。