2013年 8月
今月は、意見が対立した時の相手との駆け引きのお話です。
その際に一番大事になるのは“譲る”という事です。
其処には2:8の法則もしくは3:7の法則が存在します。
8主張するのではなく、相手の思いに出来るだけ沿って8or7譲ってあげなさい。
是は決して勝ち負けではなく、共に良くなる為にです。
でもむしろそうする事であなたが勝つんですよ。
その代わり、全て譲るのではなく是だけはどうしても!という
自分の核となるモノ・ポイントだけはしっかりと押さえておきなさい。
賢く考えてソレを2つか3つに要約してということです。
こう言うと何だか交換条件の様に思いますが、
子供に“宿題したらゲーム買うたる”と言うのとは根本的に違います。
“あなたの言い分は出来る限り聞きますが、是だけはちゃんと守って貰いますよ”
という制約を付けた上で“それでもいいならどうぞ”という事です。
でもまずは8か7譲ってくれたという事実はとても大きな事ですから、
VSの対立にはならず、相手からは感謝が返って来ます。
どちらが正しいか間違っているかは抜きにして、
頭から相手を否定してしまってはいけないのです。
実は其の後にとても大事な制約は付く訳ですが、
まず自分を認めてくれたという思いは在るので“それなら頑張れる”と思えるのです。
交換条件はダメですが、相手と意見が対立した時に、
物事を円滑に運ぶ為の駆け引きは必要でしょう。
其処でその際の表現の仕方ですが、
幾ら相手を認めて譲ってやってもソレがケンカ腰や怒った不機嫌な態度ではダメですよ。
前にも言いましたがエエ感じで
“和顔施・・・和やかで柔らかい笑顔は何にも勝る人への施しである(瀬戸内寂聴)”
というのは言うまでもありません。
普段から自己主張の強い人にとっては“そんな8や7相手に譲るなんかありえへんわ!
ましてやソレで自分の思う様になるなんて絶対ないし!”と思うかもしれませんが、
昔から言う“大阪ジャイケン負けるが勝ちよ”を
逆手に取る知恵を持つという事なんですよ。
そんな場面に直面したら是非これを思い出して実行してみてください。