2015年 8月
最近は、安保関連法案を国民の大多数の反対にも関わらず、其れを違憲とも認めず、
数にモノを言わせて強行採決に近い形で通してしまった自民党からも解る様に、
“同調圧力”というのが蔓延っている様な気がします。
其れは、無言の圧力の場合も在りますし、実際の威嚇言動での圧力の場合も在ります。
学生が言っていましたが、
“違う意見を持つ事=空気が読めない奴というレッテルを貼られてしまい、
ディスられるから何も言えなくなってしまう。
誰だってコミュニティの中で浮くのは嫌だから”だそうです。
元々日本人は、人と同じであれば安心するという“右へ倣え気質”を持っていますが、
自分の保身本能が勝ってしまい、自我(本当の気持ち)を押し殺してしまっては、
人としての感情すら持てなくなってしまいます。
其れは、私がいつも言っている“ナチュラル・ニュートラル・フラット・クリアな心”
でありなさい。と言うのとは根本的に違います。
当然人間ですから、感情が在って良いのです。
人の数だけ在る真実の中で、“自分はどうなのか”を失くしてはいけません。
違う意見も全て受け入れた上で、自分の感情(意見)とのバランスを取る
・折り合いを付ける・落とし処を探るのです。
その際に只、感情だけに流されない
“唯我独尊・我田引水”になってしまわない為の賢い理性のブレーキ。
是こそが“ナチュラル・ニュートラル・フラット・クリアな心”でいる事なんです。
必要以上に憎まない・嫌わない・ヒートアップしない・瞬間湯沸かし器にならない
・投げない・諦めない・傷つかない・どうせ無駄やの厭世観に捉われない・弱気にならない
・迎合しすぎない・そして恨まない。解りますよね?
どれも人の中に在る感情ですが、必要以上に持ってはいけない、という事です。
其れに溺れてしまっては何も考えられなく・見えなくなるのは火を見るより明らかですから。
この様に一人一人が感情と理性をしっかりとコントロールして、
正しい自己主張を見失わないようにしましょう。
どんな場面でもという訳ではなく“是だけは”という時にはですよ。