2015年 9月
何か大きなショックを受けるような出来事があって、あなたの心が傷付いたとします。
(それはメンタルだけではなくフィジカルな身体の事であっても同じですが)
そうなると心に大きな穴がぽっかりというかドン!と空いてしまいます。
でもそんな穴をそのままに放っておくと落とし穴にもなりかねません。
まずあなた自身が嵌ってしまっては抜け出せませんし
、自分以外の他の誰かを嵌めてしまっても困ります。
其処で一つ目のあなた自身が嵌ってしまう場合ですが、想像してみましょう。
穴の中で何を感じるのか、容易に浮かびますよね?
“自分が何でこんな目に合わなアカンの?”と不運と理不尽を嘆く自己憐憫の気持ち、
そう自分が自分で自分を可哀想と思う被害者意識です。
こうなるともう其処からは出られません。
誰に何を言われても自分を一番下のヒエラルキー・底の階層に位置づけてしまうからです。
そして次に二つ目は其の原因となった相手を恨みの穴に嵌め、
心配して覗き込んでくれる人にも“あんたになんか私の気持ちはわからへん!”と
撥ね付け、見もせず素通りする人を“アンタはエエな”と羨む。
ほらやっぱり誰かを嵌めてるんですよね。
其れでも身内の者はあなたの其の愚痴を親身になって聴いてくれるでしょうが、
余りにいつまでも頑なにしていると“もうエエ加減にし!”と
怒らせてしまうかもしれません。
そんな穴を空けたままでは虚ろの洞になってしまいますから、
其の穴を埋めなくてはなりません。
まだ小さい穴の段階では比較的少しの土で済みますが、
大きくしてしまうと其の埋め戻しの土はそりゃ沢山要りますよ。
其の土はマイナスを埋めるものですから、当然プラスの倖せの土でなければいけません。
普段から自分を倖せだと思えていますか?
嬉しい・楽しい・大好き・オモロイ・エエ感じ・
綺麗やな・可愛いな・有難いわ・お蔭さんやな・感謝やなetc
いざという時の為のプラスのエネルギーは十分にいっぱい溜められていますか?
勿論そんな事は無いに越した事はないのですが、いつ何時来るかなんて判りませんからね。
穴という字は空という字の上半分だけで下の工の部分がありません。
大きな清々しい青空の様な心で居る為の受け止めて踏ん張る力が無いのです。
だから穴に嵌ってしまうんですよ。
しっかりとH鋼の様な下支えの強さを持ちなさい。