2016年 5月
人の悩みを聞いて、心を安心させ、まあ癒しを与える。
この様な仕事の役割は、精神科医を筆頭にメンタルカウンセラーや
サイコセラピストなどと呼ばれます。
これは、ただ話を聞いてもらって気持ちが落ち着く、ソレで良いのですが、
では占いはどうかと言うと、実は占い師の事を英語で、
“FortuneTeller”と呼びます。未来を告げる、所謂“預言者”と言う事です。
処がソレを逆手に取って、“お告げ”と称して、自分には神や霊が憑いていると公言し、
何やら新興宗教めいた縛りを崇拝と勘違いさせるモノもあります。
まあこれは各々がしっかりと正しい判断をすべき例外としても、
占いというのがどうも“あなたの性格はこうでしょ”とか“相手はこうです”などと
プチお告げの様な形で“きゃー当たってる。スゴイ!”と当てもん感覚で
流れている様な気がします。
私はもう40年もこの仕事をさせてもらっていますが、
昔からずっと占いは当てもんではなく、悩んでいるのならばその事実と現実を受け止めて、
その上で次にどうするべきかの方策を考えて、あなたに渡す。
でも其れを実際にするかどうかはあなた次第なんですからね。
というコンセプトを伝え続けて来ました。
そう考えると最近、私のやっている事は勿論メンタルのブレは無くした上で、
“コンサルタント”やな、しかも一人一人違いますから、個人への
“パーソナルコンサルタント”だと気付きました。
企業コンサルタントでもそうですが、まずこれ迄の過去の実績と業績をしっかりと踏まえた上で、
今問題が生じているならば、ソレが何時から・何が・何処が・誰が・どの様にした事で
原因となっているのか詳しく分析して炙り出す“アナリスト”の役割と、
そしてそうであるならばソレをどう改めてどの様に改善して行くべきか、
納得出来る先への方法の提示“プランナー”の役割。
この両方を、とっても理論的にプレゼンしているんだと思います。
これまでにも何度か当てもんチックな思いで来た人に
“雄映先生はキツイ・厳しい事を言う”“雄映先生の話は難しい”と言われた事がありますが、
考えてみればそりゃそうですよね。
コンサルはまず最初に相手の一番痛い処、謂わば改めるべきダメな処を指摘しますから。
占いに関するイメージでは大多数の人が“悪いや嫌な事は信じひん。エエ事だけ信じる”と
言います。本当はむしろ逆なんですよ。
誰でも良くなりたい・幸せになりたいと願うのならば、
妨げとなっている要因から目を背けてはいけないのです。
これからも一人一人の相談者への“パーソナルコンサルタント”でありたいと願います。