2017年 7月
これは二十年以上昔、私が地区の少年団の会長をしていた時に、
子供達に対して渡した文章です。
だんだん世の中も不寛容な時代になって、自分と違うもの・違う価値観、
自分が不快を覚えるものを自己権利の主張ばかりして認めないという
風潮が強くなっています。
今程ではないにしても、その当時も子供達の関係の中で(勿論親もそうですが)
いじめだと認識しない仲間外れやハミ子がありました。
その時に伝えた子供達にも分かりやすい心の教えです。
世の中何で出来とるの?
みいんな反対
二つのことで出来とるの?
大人と子供 男と女
大きい小さい 重たい軽い
うれしいかなしい 晴れと雨
うーんまだある何やろか?
楽しいつまらん 好き嫌い
そやな ほんまに色々あるな
そしたら人はどうやろか?
人もおんなじ 長所と短所
ええとこと悪いとことで出来とんねんで
怒られたらうれしいか? うれしない
ほめられたら気い悪い? いいやうれしいで
そやろ人間 そんなもん
あの子のここが 嫌いです!
この子のここが 気に入らん!
あんたのそこも ムカつくわ!
そんなん自分も おもろない
ちょっとも全然 楽しない
あの子のここが 好きやねん!
この子のここが 素敵やん!
あんたのそこも エエんちゃう!
どないや? みんなうれしいやん
ええとこ見たら 楽しいやん
誰でもきっと あるはずやもん
ええとこ見つけて 手をつなご
ええ方取って 笑おうな
結局、こんなに昔から同じ事を伝え続けているんです。だから✕ではなく、だから○と思える様に。
そうすることで自分も周りもみんな楽になるんですよ。大人も子供も一緒ですからね。