2020年11月
今年は誰もが今まで経験した事のない様なコロナパンデミックに支配された一年でしたが、
少なくともこれを読んでくれている皆さんは、
何とか対処して元気でいてくれている事と思います。
色々な事があった時に、人には“ちえ”というモノがあり、
その中にも実は2通りの“ちえ”があります。
知恵・・・・自分の中から生まれて来るモノとしての意志(やり方)や、それをどう思うかの感情。
自我とも言い換えられますが、これを“小我”とします。
知慧・・・・自分の外から定められている又は守られている大いなる理(ことわり)。
必然とも言い換えられますが、これを“大我”とします。
それを十分に理解した上でタロットを観たとします。
結果は“まだそのまま、このままでいなさい keep stay”と出ました。
これは仕事でも人間関係でも同じです。
それは何故か?今のあなたは起きた事に傷ついて悩んでいる。
この状態で何故そうなったのかを考えても自分目線でしかなく、
そこには被害者意識と恨みと不満しかない。
これは明らかに“小我”であり、このままで答えを出した処で、
とても一方的なもので正しいとは言い切れない。
だからこのままであり、keep stayであるのです。
そこに時間を重ねると、時というのはありがたいもので、
その時にわからなかった事が見えて来るのです。
そこで改めて、何故そうなったのか考えなさい。
受け入れて、そして自らを変えなさい。
“窮じて変ず、変じて通ず”あなたが変わる事によって水は流れ出すのです。
これは易経の教えです。
たとえ思い通りになる事が二つしかなかったとしても、
二つしかないではなく、二つもあると思えれば、そこに倖せを見る事は出来るのです。
これまでの被害者意識と恨みと不満を、受容と満足と感謝に変えて行きなさい。
一年を振り返って見ると、満足の行く事ばかりではなく、
“ええーっ何でー?”と思う様な事もあったでしょうが、
思う様にならない事も、失敗する事も“どれも自分や”と受け止めてあげなさい。
その反省を糧として、又、来年以降生かせればいい訳ですから、
兎に角皆さん今年一年良く頑張って来ましたね。
これから来る年がより良い年となります様に願っています。