2020年12月
2020年もあっという間に最後の月になりました。
本来なら東京オリンピックの年でしたが、こんな事になっちゃいました。
でも今年最後の皆さんへのお話は、それとは別にしておきます。
前に、“三つの好き”のお話をしました。
まずは今そこにいる自分の事をあなたは好きですか?
必要以上のナルシストは困りますが、少なくとも自分を否定しない、自己肯定は要るんです。
と言いました。それを読んだある人から、“自分を肯定する要素が見当たらない。
こんな風にしか考えられない、又は出来ない自分にとてもじゃないが◯なんて付けられない。
そんな場合はどうすればいいですか?”という質問を受けました。
勿論、自分自身が持っている優れた能力やスキルや容姿があれば、誰でも◯は付けられます。
でもそれが無い場合は、コンプレックスというナイフで✕を付けてしまいがちです。
そこで考え方の転換です。仮令、自分の中から能動的に肯定出来なくても、
親兄弟をはじめ、友達や会社の人に至るまであなたを勇気づけてくれたり、心配してくれたり、
力になってくれたり、守ってくれる人は誰にだっている筈です。
人から守ってもらえるという受け身の要素であったとしても、それはあなたの◯なんですよ。
もし“何でアイツの為にしたらなアカンねん”と思われていたら、
誰もあなたの力になんてなってくれませんよね?あなただから助けてくれたんです。
そう考えれば、自分で◯を付けられなくても、ちゃんと人から◯を付けてもらっているんです。
それを数えてご覧なさい。仮令間接的であったとしても、ちゃんと自己肯定は成立しますよ。
次に自分を取り巻く周りの人達の事をあなたは好きですか?
そりゃ合わない人もいるでしょうが、好きな人の方が勝っていればそれでいいんです。
仮令嫌いな奴の方が数としては多くても、とっても好きな人の存在が一人二人あれば、
そんな小さい嫌いの集合体より勝るでしょう?
この間久しぶりに電話を掛けてくれた人がいて、もう何年も会っていないんですよ。
なのに一声聞いただけで思わず笑顔になって、とっても嬉しかったんです。
そんな自分の気持ちに笑ってしまいました。
その人のプラスのパワーなんでしょうね。
兎に角、毒がない、受け手である私にも毒はない。ストレートにシンプルに繋がるんです。
そして最後に、自分が今居る場所(それは家であったり職場であったりしますが)
の事をあなたは好きですか?
これも同じでトータルして、好きのパーセンテージの方が多ければいいんです。
家でも職場でも、当然嫌な事はあったりしますからね。
ゴジャゴジャ考えずにシンプルにこれら三つを好きになれば、又、好きでいれば、
Everything It’s all right 倖せな事ですよね?
言い換えれば“倖せになれますよ”なんです。
今日も“先生はストレスないんですか?”と訊かれました。
思わず“そない言うたら無いなぁ。うん、やっぱり無いわ”と答えていました。
自分の事も、周りの人達の事も、今居る場所も、これら三つ全て好き、O.K!ですから。
色々あったでしょうが、この一年を振り返って、
“倖せのスイッチ”をいつでも押せるあなたでありなさい。
それを来年にも繋げて行きましょうね。
今年一年ご拝読ありがとうございました。来年もよろしくね。