2020年 4月
今は世界中がコロナ終息の目処が立たないままで、パンデミックを越えて
カオス状態になっていますが、皆さんは大丈夫ですか?
自分の身は自分で守るとは言うものの、この目に見えないウィルスに対しては
防ぎようがない様にも思われます。
でもその中で、予防という観点から見て、其々が出来る事を精一杯やった上で、
“待つ”という事を改めて考えてみましょう。
人が賢く誠実である為の条件のひとつは、決して事を無理強いして急かしすぎない、
短急に結果を求め過ぎないという事です。
今は5Gも出て、瞬時に世界と繋がるツールを手に入れ、居ながらにして欲しい答えが
すぐに手に入る世の中になってしまいました。
処が今回ばっかりはそう簡単に答えは出ません。
本当は“待つ”事の美学は日本人が一番良く知っていた筈です。
米作り然り、酒・味噌・醤油などの様々な貴重な発酵食品然り、
その本当の値打ちの真髄は、“機が熟すまで待つ”という処にあるのです。
世界中のホットスポットが変わって行き、今はアメリカなんて言われていますが、
日本国内でもその場所は時と共に転々と変わっています。
本当に望むものを手にしたいと思うのならば、目的意識をしっかりと置いた上で
待ちましょう。
そこに掛かる時間を焦って疎ましがってはいけません。
そこに向かう努力を怠らなければ、“正しき待つ心”は必ず繋がりますからね。
その為に必要な五つの力を今から書いてみます。
一、まず現実を顔を背けずに受け入れる。仮令来て欲しくない事が来ても
目の前の事実は変わらない。それを感情を交えずにありのまま受け止める力。
二、ともすれば其処から起きるであろう被害者意識や他者への攻撃意識を
ブロックして入れない力。
三、それならばこれから自分がどうあるべきか、負けずに立ち向かう力。
四、その一つ一つを冷静に計画していく積み上げる力。
五、そしてそれを実際に行動に移す力。
この五つの力が揃って初めて試練の坂を越えられるのです。
小さな事から大きな事まで事の大小は問わず全てそうなんですよ。
後に振り返った時に“ああ、あの時頑張って良かった”と、
大きな○を付けてやる事が出来ます様に
祈っています。