2021年9月
嘘の種類
小さい時から“嘘を吐いてはダメ”と言われて育ち、
大人になると理想の相手は“嘘を吐かない人”となる。
どうも嘘には“悪いこと”という刷り込みがあり、
騙す・陥れる等の負のイメージとなるのでしょう。
でも、嘘にも色々な種類があり、一概に全ての嘘が悪であるとは言い切れません。
そこで十の種類の嘘を挙げてみましょう。
1、悪事を隠す嘘・・・自分はやってない。
2、自己保身の為の嘘・・・部下の所為、アイツの所為。
3、言い訳・言い逃れの嘘・・・目覚ましが鳴らなかった・電車が遅れた等etc...。
4、自分をよく見せようとする嘘・・・経歴詐称・持ち物詐称等。
5、守れない約束や安請け合いで結果嘘となる・・・出来るで・したるで等。
6、目的の為に便宜上吐く嘘・・・子供に“寝えへんかったらオバケが来るで”等。
7、相手の事を思い遣って吐く優しい嘘・・・そんな事ないって大丈夫やでとか、
病気の結果を隠す等。
8、悪質ではない冗談・・・誰が聞いても笑ってしまう様な嘘。
9、相手を陥れる為に吐く嘘・・・〇〇さんがアンタの事こない言いよったで等。
10、気弱な自分を守る為に本当の事を言えない嘘・・・イジメ等。
この様に、様々な状況で色々な人が色々な立場で、
色んな人を相手に嘘を吐くという場面はこんなにもあるのです。
それら一つ一つの嘘を全て確実に見抜くなんて事は中々困難で難しい事ですが、
出来るだけ、誰がどの様な理由で、どんな嘘を吐いているのかを、
しっかりと見極められる様にしたいもんです。
誰しも自分が一番可愛くて、何か事が起きた時には、
自分の立場に沿って、自分中心に捉える、
其処には優先順位が生じて当然ですが、
自分も相手も含めてその人の目で見て考える様にしてみなさい。
すると、あなたサイドからだけではない複数の形が見えて来ます。
起きた事は一つでも、それに関わる人数分だけの、
それぞれの“自分かわいい”があるのです。
そうなると、その為に吐く嘘も多少は出て来ますよね?
その嘘をどこまで理解して、どこからがダメなのかの、
あなたなりのデッドラインをちゃんと持つ様にしましょうね。