2022年1月
2022年、新しい年が明けましたが、みなさんお元気ですか?
心から晴れやかにおめでとうと言っていいのか分からない状態です。
でも時は否応無しに流れて行き、この状況に対する慣れと改善は進んで行くのでしょう。
コロナワクチン一つ取ってもそうですが、本来生きて行くという事は選択の連続です。
小さな取るに足らない身の回りの事から、一生を左右する様な大ごとまで、
延々とそれこそ“君はどっちにする?”という岐路が続くのです。
そして選択する為には、まずしっかりと判断をして心を決め、
そして実行しなければなりません。
そうでなければ、何一つ前へと進めないからです。
ところが人は往々にして、
“よう選ばん、考えたけど分からへん、よう決めらん決断するのが怖い、
そして最後は決める事は決めたけどようせん”等と、選択・判断・決断・実行、
この全ての項目にわたって“でもでも”と待ったを掛けてしまいます。
所謂自分が出来ない言い訳を並べ立てるのです。
これでは何一つ解決にはなりませんよね。
そもそも選ぶという字の中には、“二つの己”言い換えれば、二つの自分が存在します。
天使と悪魔とよく言われますが、してしまえという自分・やめとけという自分、
行きたい自分・自信がない自分、この相反する二つの◯と●の自分がいるのです。
そしてその下には、共にという字があります。
どっちかに偏ってしまう事なく、両方等しく同じまな板の上に並べて考える。
次に辶(しんにゅう)は道という意味ですから、道を決めるという意味なのです。
私の基本の教えとして、
“この世の中の事は全て陰と陽で出来ている”といつも言っています。
昼と夜、男と女、長短・高低・軽重・遠近・硬軟etc・・・。
人の気持ちにしても、好き嫌い・合う合わへん・落ち着く落ち着かへん
・気持ちエエ気持ち悪いetc・・・。
全て+と-がワンセットとなって存在しています。
勿論“だって人間だもの”ですから、当然好きやから◯嫌いやから✕という風に、
感情が先に立って決めてしまうのは仕方のない事ですが、物事の真実の中には、
嫌いやからこそ越えなさい、苦手やからこそ頑張りなさいという場合もあります。
これこそが◯と●両方共に並べて、しっかりと考えて見極めるという事なんですよ。
それがなければ、人は如何に野放図に“好きな事だけ好き勝手に”となってしまうか、
そしてそれでは世の中が成り立たないというのも分かる筈です。
本当の意味での“選ぶ・選択する”という行為は、
まず“してもエエ事・したらアカン事・たとえ嫌でもせなイカン事”
この三つを踏まえた上で、するものだという事を分かっておきなさい。
これがちゃんと出来ていれば、全て自分の意志で決める事ではありますが、
必ずあなたのその選択は間違いのないものになりますからね。
また今年も一年よろしくお願いします。