2023年6月
歳を重ねて行けば、誰でも色んな面に於いて若い時とは変わって行きます。
外見や体力もそうですが、性格や考え方も気が付けば変わって行ったりするんです。
食べ物の趣向も当然変わります。
好きだったものが食べられなくなったり、苦手だったものが好物になったり、
不思議ですよね。
そこで、今回はAさんとBさんの二つのパターンを紹介します。
まずAさんは、若い時心が広くて誰とでも仲良く出来、交友関係も広く、
誘われたら行くし、自分も誘う。
友達は多い程いいと考えるタイプでした。
ところが、歳を重ねて行くと、まあ年齢と共に頑固になるというか、
ちょっと不寛容の芽が出て来て、段々と色々な事が赦せない自分に気が付き出した。
そこで悩んでしまったら問題だけど、“しんどくなる位なら、もういいや”と、
色んな繋がりを切って来た。
“実は案外と自分ってキャパ狭かったんやな”と自嘲しながら。
でも、色んな事に敢えて繋がらなくなって、寧ろそれで心はとっても楽になっている。
これがAさんの変化。
次にBさんは、若い時結構好き嫌いが激しくて、周りとあまり繋がらず、群れない。
とっつきが悪く、誘われても殆ど行かないし、又自分からも誘わない。
友達なんて一人いればいいと考えるタイプでした。
ところが歳と共に、そんなにとんがらなく、又、とんがれなくなって、
色んな事に自分流の美学に拘り過ぎてたな。と気が付いた。
“歳を重ねてとんがるのも中々エネルギーの要る事やな”とこれも又自嘲しながら。
“それも、もういいか”となって許せる様になって来た。
すると、相手にも自分にも心がしんどくなくなった。
今はとっても楽である。
これがBさんの変化。
あなたはどっちのタイプですか?
どっちが正解っていうのはないんです。
答えやタイプは複数あったって全然構いません。
大事なのは、若い時は誰でも嫌でも頑張らなイカン時があるのは当然です。
でも、ずーっとそうやって続けて頑張った先には、
首と肩の力をフッと抜いて、楽ちんで居る事。
その自分をちゃんと嬉しく認めてやれている事。
今の自分を好きで居る事。
到達点は、其処なんですよ。
すべて含めて、“ダカラヨカッタ”と思える気持ちですからね。