2024年5月
誰でも長いこと生きていると、心にも躰にも波があるのが分かって来ます。
その周期をバイオリズムなんて言いますが、私はその底辺がどうも3月から4月の、
誕生月にかけての一ヶ月間でいつも鬼門みたいです。
今回も3月26日から丁度ひと月エライ目に合いました。
喋るのが仕事なのに、風邪から気管・喉をやられて声が出なくなり、
その上黄砂などのアレルギーで、腫れて気道が細くなり、そこに痰が絡んで、
“ヒィッー!”と息を吸うのも吐くのも突然出来ないパニックを起こし、
死ぬかと思いました。やっとの思いで寝ていてもなるんですから。
3kgぐらい痩せました。
この様に、実は私だけでなく皆さんも誕生日前後は“Be carefull”要注意なんです。
この世に生まれて来た時ですから、あの世との境目が開いて、
不確かになっているんだそうです。
昔はお産で沢山亡くなっていましたもんね。
歳を重ねると、“誕生日何が嬉しいねん!”なんて言いますが、
去年の誕生日から又一年、無事で過ごせた事への感謝・ありがとうの日なんです。
“愛を込めて 理屈ではなく 我を張らずに とても 嬉しい”
という気持ちを素直に表すのが、ありがとうです。
そう思えば、しんどかったけど改めて嬉しかったことも一溢ありました。
やむなくお仕事はお断りさせてもらいましたが、こんなに沢山の人と繋がっていて、
必要とされているんだという実感。
その都度“先生、早く元気になってくださいね”と安ずる声をいただき、
私がお人の“お悩み清浄機・心の浄水器”をしている事の再認識。
自分ではストレスを溜める事なんて無いつもりが、躰の弱点に来るんですね、
ちょっとキャパってたかもの気付き。
そして何よりこのひと月、心尽くしの世話をしてくれた、おカミさんへの感謝。
その心の広さはいつも分かっていますが、弱った時には尚のこと身に染みました。
あっそうそう、当たり前っちゃ当たり前ですが、娘も優しくしてくれましたよ。
中々若い頃とは同じにはいかない、健康維持の大切さを改めて痛感しました。
“弱り身に 人の手当ての 躑躅(ツツジ)咲く”