2009年 9月
生きていて世の中に在るもので、ついつい当たり前になってしまっているものや、
当然やと考えてしまっている事って一体何があるでしょうか?
大きな処で言えば、お陽さんやお月さんやお星さんが在るのも当たり前、空気が在る事もそうです。
この間皆既日食がありましたが、お陽さんが無くなれば、昼でも真っ暗に成るんですよね。
TVを見てびっくりしました。温度も下がったそうです。
人間を始めとする生物にとって太陽は無くてはならない存在です。
お月さんも引力の関係で絶対不可欠。
星はその昔の隕石のかけらではありますが、其れが降って来ては大変な事になります。
そう考えると、宇宙の法則としてこの絶妙なバランスを保って居る事は、
決して当たり前な事などではなく、奇跡に近い事になるんです。
このように普段は有難い等とは考える事はありませんが、良く考えてみると、
当たり前の事の中にとても大事な事が隠されているような気がします。
そんなマクロな話ではなく、もっと身近な事として考えて、
思い当たる事はまず健康に対する認識です。
自分は勿論の事、子供や親や家族に対しても、何も無ければ健康に対する認識が薄れ、
当たり前の事とすら思うようになってしまう。
でも是も又実はとっても有難い奇跡のような事なんですよね。
“お蔭さんでの心”とよく言いますが、本当にそうで、ご先祖か何か解りませんが、
是ってやっぱり“ご加護”なんでしょうね。
勿論その感謝の心を持っていても病気になる事もあるし、
大きな事故や怪我をする事があるかもしれません。
でも普段からこうして健康に居らして貰っている有難さを忘れず大事に心に刻んで居れば、
其処に慢心や無茶や勝手な思い込みが取れ、少なくとも“謙虚”になれると思いますよ。
そして、もし何かがあった時の心の対応も準備が出来る筈です。
健康で在る事の有難さをナメていた人程、病気になった時のショックの度合いが大きく、
しっかりと受け止める事が出来ない様です。
何も用心ばっかりして、身体に対して“コレもアカン・ソレもアカン”と、
まるで修行僧のようにストイックに成れとは言っていません。
何でも其処に在る物が当たり前だと思ってしまっていてはいけないと言う教えでしょう。
最後に親が居るのも当たり前ではないんですよ。
“いつまでも在ると思うな親と金”ですし、“死んでから墓にかける布団無し”とも言われます。
生きて居られても亡くなって居られても親を大事にしましょうね。
是は全て自分の為なんですよ。