2012年 4月
これだけネットで網羅された、スピード命の現在社会では
“何言うとんじゃ”と嘲笑われるかも知れませんが、
“のほほんと生きる”という事について考えてみたいと思います。
只単に“のほほん”というと、唯々何も考えない極楽とんぼの様に思いがちですが、
本当の意味での“のほほん”は、“長閑に 朗らかに ほんわりと”という意味です。
長閑という字は変わっていますよね?木の間に長いこと居る様な感じ、言い換えれば
森林浴・フィドンチッドを浴びてという事です。
何だか想像しただけでも心身共に洗われる気がしますよね。
そして朗らかに月日を良い気持ちで過ごす、しかもイライラ・ギスギスせずに
ほんわりと生きる、こうありたいですよね。
京言葉に“はんなりと”というのも在りますが、是も又同じ感じです。
只、始めにも言った様に、幾ら本人は其のつもりで生きていても、
いつもいつもそれだけと言う訳にも行きません。いざ出陣!って時もあります。
主に仕事をしている時にでしょうが、此の場合の“のほほん”は又意味が違って来ます。
そんな緩い事を言っていては埒が明かない。
今自分が置かれている状況を“能率よく 包括して 本分を尽くす”
この“のほほん”に変わります。
的確にすばやく片付けていく為には何から手を付けていいのか、
全ての事を腹を括って受け止めた上で、極力無駄のない様に自分のすべき事をしっかりと
余す事無くやり遂げる。
ちょっと堅い言い回しになりましたが、
全然違うこの様に強い“のほほん”も同時に必要なんです。
何でも陰と陽がありますが、優しさと強さ・柔らかさと剛さ、
この両方が一人の人間の中に在る事、
これらを全て含んだ上で、もう一度“のほほんと生きる”と考えてみれば、
私の言いたい意味が解っていただけると思います。
生きておれば色々な事が在って当然ですが、皆さん“のほほん”と生きましょうね。