2014年 2月
長い間､人の心の問題に携わって来ました。
勿論､悩みだとか迷い等というのは人様々ではありますが､
“私の未来はどうなるの?”と
まるで未来予知や予言を､さも当たり前の様に求めて来る人がいます。
少なくともタロットカードは､其の質問に対する予測を立てる事は出来ますが､
本来絶対的なお告げの様なものは無いのです。
世界中が振り回されたあのノストラダムスでさえ､
二千年滅亡説は当て嵌まりませんでした。
それでも人が生きている限り､“私には神が憑いている”と公言して憚らない､
普通に考えればありえへん霊能者にお告げを求めて群がるのも又事実です。
まあその人が幸せであるなら､其れを全面的に否定しようとは思いませんが､
この先どうなるかの“自分の運命は自らの掌中に在る”という潜在意識の法則が在ります。
私の結論も結局同じで､“未来は現在のあなたの心の中に在る”という事になります。
私たちは過去・現在・未来という時間の流れの中で生きていますが､
実際に実感できるのは其の中の“現在”だけで､
“過去は記憶”そして“未来は想像”としてしか捉える事はできません。
しかも其の現在も秒単位で瞬時にして過去となり､未来へと向かいます。
しかし､其の未来も“瞬時の現在の積み重ね”でしかありません。
ちょっと難しいロジックではありますが､解りますか？
そう考えると全ては現在＝今に懸かっているのです。
“そんな事をしていると～になるよ”と良く言われますが､
今まで（過去）してきた事が現在（結果）になり､
今から（現在）して行く事が未来（理想）を作って行くのです。
“過去・現在・未来”
結果についてはなんでそうなったのか考えなさい。
理想についてはどうすればそうなれるか､
もしくはそうならない様する為にはどうすれば良いか､
過去と未来の間に立った現在のあなたの思考と行動が全てを決めるのです。
そうなると全ての事柄が自己責任という形に帰結しますが､
其の中で周囲の人の忠告を何処までどう受け入れるか､
という自分以外の人の意見も当然参考にした上での事ですよ。
“今年はこうなりたい！”という理想が在るのならそれに向かって､
“今のあなたが何をして行くか”まずは其処からですからね。
