2014年 5月
私の恩思恵の中の解っておかねばならない基本事項として、
“世の中は自分の思い通りになる事の方が少ない。三割も在れば超ラッキー”というのと、
“決して其処に被害者意識を持たない”この二つが在ります。
其処で、思い通りにならない事の連続に潰れてしまわない対処法があります。
まあ言い換えれば“考え方のチェンジ”なんです。
人は思い通りになるというと、嬉しい事や楽しい事、欲しいと思ったものを手に入れて、
成功して喜んでいるというイメージを持ちますが、仮令、自分の本当に願った結果とは違うとしても、
其れを思い通りにならなかった事の範疇に入れない方法です。
例えば、自分の希望した会社や学校に入れなかったが、通った処に入った。
“本当はこんな所来たくなかったのに仕方が無いから”
又は“自分は離婚したい。でもまだ子供が小さいから大きく成るまでは離婚できない”
次に“人からお金を貸して欲しいと言われた。本音を言えば貸したくは無いけど、
後の事を考えると険悪になるのは厭だから貸した。
そんな事頼まれさえしなければ、こんな思いしなかったのに”等々。
そう考えると、これらに共通して言える事は全て、
自分の思い通りにならなかった事であるという事実と、其処から派生する被害者意識です。
でもどんな条件や状況の中でも其処へ行くと決めたのも、離婚しないと決めたのも
又、貸すと決めたのもあなた自身に他なりません。
誰かに無理やりさせられた訳ではありません。あなたが其れを選んだのであり、
あなたの思い通りにしたのと同じ事なんですよ。
他の選択をする余地も在ったのに、色々な事を総合してでも、
突き詰めれば、あなたが“そうしたかった”んです。そうですよね?
下手に其処に言い訳という被害者意識さえ入れなければ、
思い通りにした事、思い通りになった事の範疇に入れられるんです。
そうすれば思い通りにならなかった事という×の連鎖をストップした上で、
次にスキップ出来るのです。
仮令起きた事実は同じであったとしても、是を○に転嫁出来れば、
思い通りになる事の確率は確実にアップします。
“考え方のチェンジ”と言いましたよね?
そういう事実が来る度に何度も何度も繰り返し鍛えて行かねばなりません。
直ぐには難しいかもしれませんが、彫刻家ロダンのこんな言葉があります。
“石に一滴一滴と喰い込む水の 遅いが静かな強い力を持たねばなりません”
注:(是は私が好きな宮本輝さんの本の中にありました。)
誰の為でもないあなた自身が楽になる為になんですよ。