2016年 6月
あなたは、誰の応援団ですか?
そう聞かれると、誰の顔が浮かびますか?
応援団というと、まず甲子園の高校野球が連想されますが、
一人一人も又、誰かを応援していたり、誰かに応援されていたりします。
小さな子供は、周りの全ての人がその子の応援団であり、される側ですが、
大きくなって行くと今度は自分が誰かの背中を押す役割、
即ち応援団をする事になります。
あなたが親ならば、何をさておいてもその対象は子供であるでしょうし、
祖父母ならば、孫かもしれません。
又、自分の伴侶である場合もあるし、
若い子ならばそれが友達や彼氏彼女でもあるでしょう。
応援団というのは、その本人に成り代わる事は出来ませんが、
その相手が望む形が成就する様にエールを送るという事です。
今は熊本・大分地震の被災者達に全国の人が応援団となっています。
其の時にもう既に頑張っている人達に、悪気は無くても声高に
“頑張れ!”と言ってはいけないという考え方もありますが、
私はそうは思いません。
何故ならば、頑張って欲しいと願うのは
その相手が自分にとって大事な存在だからです。
どうでもいい人に心から頑張れとは思いませんよね?
ただ、其の思いもケースバイケースですから、大声で叫ぶのでは無く、
あなたの心の中で祈るべき時もあります。
自分の事を心から大切に思ってくれている人からの
“負けんと頑張りよ”
という労いと励ましの言葉は嬉しくありませんか?
邪魔ですか?決してそんな事は無いですよね?
歌手のコブクロの蕾という歌の中にこんな一節があります。
“聞こえないガンバレを握った両手に何度もくれた”
応援する人とされる人の心の情景が浮かびます。
決して強制などではなく、“あなたの幸せを願っています”という心で、
あなたの大切な誰かを応援してあげて下さいね。
あなたも又、誰かに応援されているのですから。