2016年12月
この年末になると、毎年思う事は“一年なんてあっという間、もう終わりか”という感慨です。
毎回この時期に年末の一文字というのが発表されますが、
皆さんの中に浮かぶ一文字は何ですか?
私は、越えるの“越”という字の様な気がします。
私もこの一年の中で、越えなければならない事が幾つもありました。
みなさんも其々形は違うでしょうが、越えて来たからこそ、
こうやってこの年末を迎えていられるんだと思いますよ。
そう思うと、自分のダメな所や自分の嫌いな所はまず置いといて、
この一年の間であなたが自分を褒めてあげられる所は何処かを探して、
2016年の締め括りとしてみましょう。
私はタロットを観る形の中で、必ず過去・現在・未来とまず3枚を置きます。
それは同時に原因・結果・理想という意味に置き換えられます。
現在というのは、今出て来ている結果であり、その結果が出る為には、
過去に於いてその原因となる事柄があったのです。
そして今現在の結果がそうであったとしても、それはそのまま固定されるのではなく、
これから先より良くしていく為には、即ち自分の理想に近付ける為には、
何をしなければならないか、これからあなたがして行く事を未来に繋げる。
このアドバイスを常に基本としています。
もしあなたがこの一年の間に起きたアクシデントや難題を何とかクリア出来た
とするならば、あなたはじぶんの中のどの力を使いましたか?
まず現実を顔を背けずに受け入れる力。
仮令来て欲しくない事であっても目の前に起きた事実は変わりません。
それを感情を交えずにありのまま受け止める。
次にともすればそこから起きるであろう被害者意識を入れない力。
それならばこれから自分がどうあるべきか負けずに立ち向かう力。
そのひとつひとつを冷静に計画していく・積み上げる力。
そしてそれを実際に行動に移す力。
この5つの力が揃って初めて試練の坂を越えられるのです。
小さな事から大きな事まで、事の大小は問わず全てそうなんですよ。
それが出来てこの一年の終わりを迎えられているのならば、
やっぱり改めて自分を褒めてあげなさい。
“ああ頑張って良かった”と大きな○を付けてやる事で
またニュートラルでピュアな一年を始められますからね。
今年も一年間、ご拝読ありがとうございました。
皆さんにとってまた来年が良い年となります様に祈っています。