2018年 4月
皆さん誰でもそうでしょうが、毎日を生きて行く日々の生活は、
それ程大きな変化がある訳ではなく、又あっても困りますが、
朝起きて、仕事をして、ご飯を食べて、寝てという大まかなルーティンに
定められているもんです。
その日々の営みに、膿んでしまう事なく、その中にこそ幸せを見つける事が、
必要であるというのは云わずもがな基本の事ではありますが、時にちょっと意識して、
そのルーティンを変えてみる・変化を加える事も気分を変えるのに良いかもしれません。
桜の陽気に誘われてという訳でもないですが、この間神戸の西元町駅からずうっと北へ上がって、
相楽園の西の諏訪山辺りからパール通り、異人館通りを通って、新神戸駅の方まで散歩というか、
プチトリップをしました。
まず、ステラというお店でイタリアンを食べ、近くの賀集という本当に小さな
イギリスチックな焼き菓子のお店で、プチケーキを買い、相楽園の日本庭園を見て、
トアロードまで歩きました。
殆どは住宅街ですから、あまり車も人通りもなく、時々その中に小さなお店が点在する、
中心の繁華街とは全然違う長閑でゆったりとした雰囲気です。
そして、トアロードを渡ると、イスラムのモスクがあり、その前の北野グロッサリーという
パキスタンのお店でハーブやスパイスやドライフルーツを買いました。
本当は高価なものなのに、随分と安いんですよ。
お店の女性は、インドネシアの母娘でした。
ちょっと喋ってみると、ハニカミながらとても可愛い感じでした。
その後、ローズガーデンの西へ出る坂を上り、その途中にあったホテルLaSweetが運営する
LePanというフレンチブーランジェリーでバゲットなどを買い、お茶もしました。
次に北野坂の手前の日本アンティークのお店に寄り、ワンメーターだけタクシーに乗り
布引の息子の家に遊びに行きました。
夜になり、孫達と可愛くバイバイをして、その後プラプラと中山手の加納町まで下り、
中華料理を食べ、最後に締めとしてジャズバーでバーボンを一杯飲んで帰りました。
何だか三田村邦彦の大人旅の様で、とっても楽しく新鮮でした。
それにしても、神戸というのは不思議な街で、今ずっと挙げただけでも、プチ世界トリップ
というか色んな国の色んな文化の様々なエッセンスに触れる事が出来るんです。
昼から出掛けた、たった半日だけの事なのに、普段とは全く違う空間に身を置いて、
とってもリセット・リフレッシュ出来た気持ちでした。
小さな事なのに又違う幸せを感じる事が出来ました。
この様に普段と違う事をしようと思えば、ちょっとエイヤーと腰を上げなければなりませんが、
毎日の変わらぬ暮らしのルーティンの中に少しスパイスを振りかける意味で、知らない所を
プチトリップしてみるのは心身共のサプリメントになるんですね。
季節の良い時にあなたも出掛けてみてはどうですか?
心が嬉しく晴れやかになりますよ。