2021年3月
最近の森さんの発言によって、物議を醸し出した件からも解る様に、
常々私も言っておりますが、この間読んだ本にも同じ事が書かれてありました。
言葉というのは不思議なもので、口から出た瞬間に魂を持ちます。
だから言葉を発する時は重々気を付けなければなりません。
何気なく口にした言葉が祈りにも呪にもなる。
誰が聞くかも判からないし、それを又どう捉えられるかも判りません。
ましてや口バチと言って、目には見えない神仏に届くやもしれません。
昔から“口は是、禍いの門”“舌は是、身を斬る刀なり”という諺もある様に、
言うてもエエ事・言うたらアカン事、そして時に応じて言わなイカン事。
この三つがあります。
それが果たして今この時・このタイミングであるのかどうか、
この相手に・この人になのかどうか、
この状況でこの場所・この場面でなのかどうか、
これらのT・P・Oをしっかりと踏まえた上で、
その時々にちゃんとした判断が出来る様になりたいもんです。
考えてみれば、現にあの森さんだから出来た事もある訳ですし、
ジェンダーフラットであるかどうかの考え方は別にして、
積み重ねた実績というのは実際あった訳です。
まあバリバリ昭和の価値観のお爺さんにソレを根底から変えろというのは抑も無理な話です。
ですから、視野狭窄になって一つ挙げれば全てを否定してしまうという、
ちょっと“too much justice”には気を付けなければいけません。
色んな価値観を受け入れた上で、自分のソレとは違っても、
賢く利用させてもらうぐらいの知恵と度量を持てれば良いのにと感じます。
これも又、人が生きて行く上でとても大切な事ですからね。