2013年10月
“要領が悪い”というのには二通りあります。
一つは飲み込みが悪くて何度言われても要領=コツが掴めないという場合です。
自分ひとりでの事なら仮令そうであっても、
其処から派生する評価も結果も自己完結ですが、
誰かと一緒にする場合、周囲に迷惑を掛ける事になってしまいます。
そうすると是は自分で努力して習得するしかありません。
そして二つ目の“要領が悪い”ですが、
もしあなたが要領が悪くて“自分ばかりが損な役回りをしている”とか、
“不本意な自己犠牲を強いられている”と感じたならば、一旦立ち止まって
自分の立場やポジションと本当にすべき事は何なのかを考え直してみる必要があります。
多分あなたが選択間違いをしているのだと思いますよ。
“要領が良い”とか“上手く立ち回る”というのを悪い事だと決め付けていませんか?
例えばそうする事で他人を陥れたり、足を引っ張ったりするのは×ですが、
半沢直樹でもそうであった様に、
自分を守る為であるならば時には要領良く回るのも必要です。
その場その場に応じて賢く機転を利かすというのも同じ事なんですよ。
特に何時も狡い事ばかりしている狡猾な相手に対しては尚の事です。
言いたい事も言わずに又は、言えずに自分の中にただ不満を募らせるだけでは
心の毒になるだけですし、誰の為にもなりません。
あなたがしなくてもいい事は出来るだけ上手に人に振って、
本当にあなたがしないといけない事に向き合いなさい。
狡くなければ“要領が良い”のに越した事がありませんからね。
頭から悪いと決め付けない様にしましょう。