2016年 9月
この夏は、酷暑とも言える程の炎天が続き、いったいこの暑さはいつ迄続くの?と
嘆きたくなっていた今日、久しぶりに雨が降りました。
空気も清気となり、枯れかけていた植物も生気を取り戻しました。
私事ですが、この間1週間2歳半の孫の男の子を預る事になり、
その間店も休み、そりゃもう大変でした。
一瞬の気も抜けないのですから。
でも、息子の家に送り届けていなくなってみると、其処彼処にちっちゃな玩具や、
小さなパンツなどが残っていて、幾許かの寂しさというか
“ああここにおってんな”という寂寥感を感じました。
其処で先程の清浄な気という清気のお話ですが、幼子は正しくこの清気であり、
そこに何の駆け引きも思惑もありません。
それが丸ごと生きる力の生気となっているのです。
大人になれば、世間という世界の中で中々そんな訳にもいかず、
皆さんそれぞれ気苦労をしていると思いますが、
如何にこのニュートラル・ナチュラル・フラット・クリアな気持ちでいる事が
大切か改めて実感しました。
私のところに相談に来られる方もそれを見失い、理由は様々ですがバランスを崩し、
悩みを持って来られます。
其処で私の役割としては、(清気)を取り戻す為に、
気を整えさせ(整気)、でもでもという自分の言い訳を征服させ(征気)、
しょうきとも読みますが、正しい気持ちに気を付かせる(正気)。
そして、自分の気持ちが静まったならば(静気)、
自分にとっての一番在りたい形・自分の誠実である為の方法を探す(誠気)。
それがしっかりと見つかったならば、(生気)と(盛気)と(勢気)を取り戻させる。
下を向かずに相手否定も自己否定もせず、ちゃんと前へ向く力を付けさせる。
“私は出来る・私には出来る・私やからこそ出来る”と実際声に出して言ってみなさいと
指導する事もあります(声気)。それが出来れば、自分で気を成し(成気)、
自分で自分の気持ちを制する事が出来るんです(制気)。
ざっと12種類の(せいき)を使った私の役割のお話をしました。
勿論、自分でこの様に解決出来れば一番良いのですが、
もし力を借りたいなと思ったならば、何時でもいらっしゃい。
私は何時でも此処にいますからね。